レチノールの正しい使い方

話題の成分「レチノール」をスキンケアに取り入れてみたい!でも使い方がイマイチよく分からない…という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、レチノールの正しい使い方について解説します。

どれくらいの頻度でレチノールを使えばいいの?

敏感肌の方がいきなり毎日レチノールを使ってしまうと、「ビタミンA反応(レチノイド反応)」と呼ばれる皮むけやのお肌の赤み等が出ることがあります。

最初は週に1.2回のスペシャルケアとしてレチノールを取り入れ、慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。ほとんどの場合、1~2ヶ月後には毎日レチノールをお使いいただけるようになります。

エアポルールのレチノールクリーム『CセラABプラス』は、日本人の肌に合うよう0.1%濃度のレチノールを採用。さらにレチノールと相性が良い「ナイアシンアミド」も2%配合し、皮むけや赤みなどを起こしにいくいお肌に優しい設計のため、敏感肌の方にもおすすめです。

レチノールは朝と夜、いつ使ったらいい?

「朝はレチノールを使っちゃダメ」と聞いたことはありませんか?

レチノールを使うと角質が薄くなり、肌が日光に過敏になることから、朝の使用は避けた方が良い…と説明されることが多いのですが、実は夜にだけ使用した場合も肌は紫外線に対して過敏になっています。

夜のみのご使用をお勧めする真の理由は、「レチノールがとても不安定な成分」だからです。

レチノールは紫外線、空気、温度などで簡単に劣化してしまう成分です。朝にレチノールを使用しても日光によって簡単に不活化してしまうため、夜のみのご使用をお勧めしています。

ただし、レチノールを夜にだけ使用した場合も肌は紫外線に対して過敏になっているため、レチノールの使用期間中は日焼け止めによる紫外線対策が重要です。

エアポルールの『CセラABプラス』では、1回使い切りタイプの個包装を採用することでレチノールの劣化を抑えているため、安心してご使用いただけます。

CセラABプラス_レチノールクリーム
1回使い切りのレチノール(CセラABプラス)

レチノールを使う順番は?

日々のスキンケアにレチノールを取り入れるなら、どの順序で使うのべきかも気になりますよね。

これは、お使いになるレチノール製品の「油分量」によって変わります。油分量が多いW/O処方(油の中に水滴が分散している)のクリームや、オイルベースの製品の場合は、スキンケアの最後に使用するのがお勧めです。

エアポルールの『CセラABプラス』はO/W(水の中に油滴が分散している)処方のレチノールクリームなので、下記の順番で使用をお勧めしています。

  1. 化粧水
  2. 美容液
  3. ジェル・乳液
  4. レチノールクリーム(CセラABプラス)
  5. 保湿クリーム

基本的には油分の少ないもの→油分の多いもの(軽いもの→重いもの)の順序で使用すれば問題ありません。

もちろん、上記のアイテムをすべて使う必要はなく、乾燥が気にならない方や脂性肌の方は、洗顔後に化粧水『Cセラモイストローション』とレチノールクリーム『CセラABプラス』だけの簡単ケアで十分です。

レチノールは何歳から使い始めたらいい?

エアポルールでは、レチノールを使い始めるのは20代半ば以降が適していると考えています。

これは、20代半ばから皮膚細胞のターンオーバーやお肌のコラーゲンの生成が衰え始め、シミやシワなどが少しずつ増えてくるためです。エイジングサインが出やすい目の周りや首も含め、お顔全体に使っていただくのがお勧めです。

レチノールは長期間使った方がいい?

レチノールは美肌にとって重要な成分であるため、ぜひ何十年と長期に渡って使っていただくことをお勧めします。

ただし、前述の通りレチノールの使用期間中は肌が紫外線に対し過敏になることから、紫外線対策が重要です。季節や天候に関わらず、必ず日焼け止めを併せてご使用ください。

最後に、メリッサさんという65歳の女性が32年間のレチノイン酸(トレチノイン)を使用した体験を語っている動画をご紹介します。(※トレチノインはレチノールよりも作用が強く、日本では医薬品として扱われています)

参考文献とサイト